肺癌の患者さんの胸水が漢方で減っています

 今日は旧暦の12月24日。あと1週間で中国の旧暦正月の春節です。日本の学校を定年後に中国の大学で日本語を教えている友人(80代のお母さんは以前心臓病で冬に時々入院していましたが、漢方薬を服用して今年の冬はとても体調がよく入院もないそうです。)も1ヶ月の休みがあり、日本に帰って来ました。また、漢方薬を服用している日本人のお嫁さんになった中国人女性に、「正月は帰りますか?」と聞いたら、本人は「帰らない。」と答え、ご主人が「帰らせない」と言いました。私に「侯先生は帰りますか?」と聞かれたので「最初は帰る予定でしたが、先日帰らないことにしました。」と答えました。帰らない理由は一身上の都合でしたが、結構周りにいろいろと迷惑をかけてしまいました・・・。

 今日は、10代の精神的疾患の患者さんから80代の湿疹の患者さんまで幅広く、病気もさまざま。印象深いことは、やはり癌の患者さんの症状や検査結果がよくなっていることです。

①昨年12月から漢方薬を服用している、進行性すい臓癌で手術ができない、腹水があり肝機能・腎機能異常の70代男性は、最新の今日の血液検査の肝機能・腎機能は1月より改善されています。
(例えば、1月結果:アルカリフォスファターゼ351、γGTP66、AST51、ALT62、乳酸脱水素酵素179、アミラーゼ75、尿素窒素23、クレアチニン0.95
2月結果:アルカリフォスファターゼ316、γGTP54、AST20、ALT14、乳酸脱水素酵素169、アミラーゼ71、尿素窒素18、クレアチニン0.89)
 もちろん、抗がん剤治療を続けているので、もし肝臓・腎臓などを強める漢方薬を服用しなければ、間違いなく更に悪化します。従って、抗がん剤治療を受けている患者さんは、漢方薬の併用によりさまざまな副作用が軽くなると思います。

②昨年6月に肺癌と診断され、手術をして抗がん剤治療を受ける予定でしたが、間質性肺炎も診断され、抗がん剤治療ができなくて肺に水も溜まり、また肺に影もある70代男性は、以前当薬局の漢方薬を服用したことがある奥さんの勧めで昨年7月から当薬局の漢方薬を服用しています。咳・痰・息切れなどの症状が改善されただけではなく、2月1日のCT検査では肺癌の再発・転移はありません。肺の影が薄くなり胸水も著しく減っています。半年後にまた検査をすると言われました。この患者さんの場合は、病院治療を一切受けていないので、肺を強める体質改善の漢方薬で胸水が減っています。

 何回か漢方薬の癌治療の優れたところを書きましたが、もう一度まとめて書くと、癌の漢方治療の特徴は、
1)体全体を考える。癌がある臓器や場所ではなく、癌は体全体の病気と考えて体質改善します。
2)癌を抑制する。癌が大きくならない、或いは小さくなる、がん細胞を抑制する漢方薬は実は沢山あります。もちろん、癌の種類・場所によって違います。
3)放射線治療と化学療法の副作用が軽くなり、治療効果が高まります。例えば、徳島大学の研究で進行性子宮頸癌(ステージⅣ)の抗がん剤だけで治療しているグループより抗がん剤治療と漢方薬を併用のグループは、15年後の生存率が約8倍高い(漢方を服用した患者は治療開始から15年後で16.7%が生存しているが、漢方薬を服用しない患者は2%に過ぎない)との結果があります。

 今日の漢方薬を服用している癌患者さんの2人は、やはり病院治療だけよりさまざまな症状が改善されています。従って、もし私が癌を診断された場合は、すぐ漢方薬を服用します!もちろん、癌にならないように日々食生活を管理し、予防の漢方薬も服用しています。

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