「子宮体癌が寛解」

30代女性

昨年5月から、急に耳鳴りの症状が出た為、当薬局をご利用になられていたのですが、立ちくらみや貧血の症状があり、6月に病院で検査をしたところ、子宮体癌だと診断されました。抗がん剤治療や放射線治療は行わず、「子宮内膜掻爬術」を行い、当薬局では7月から免疫力を上げて、癌細胞に働きかける漢方薬を調合して、服用を始めました。今年の3月にも「子宮内膜掻爬術」を行った結果、「明らかな残存を疑う所見はなし」と診断され、「寛解」の状態となりました。この病気は、再発のリスクが高い(特に寛解から2年間)ので、漢方薬の服用は継続しています。漢方薬だけではなく、日ごろから、ストレスを出来るだけ溜めないように心掛けることや、おりものや生理時の血の色や臭い、塊の有無など変化がないか、観察することも大切です。

「子宮筋腫が改善」

20代女性

10年前、15才の時に腎臓の病気で、当薬局に初めて来局され、漢方の服用を始めました。現在、腎臓に関して症状は安定していますが、一昨年の7月に腹痛で病院を受診。卵管が、3センチくらい腫れており、入院しましたが、抗生剤で卵巣の炎症は、良くなりました。それから、定期的に婦人科で検査を受けていましたが、腹痛や生理時に血の塊などがあった為、腎臓の機能だけではなく、血の巡りの改善や免疫力UP、体内の湿や瘀血を取る漢方薬を服用することにしました。昨年1月に、また腹痛の為、病院で検査をしたところ、卵管と卵巣が腫れており、4月になって、筋腫が7センチほどになっていると、当薬局にご相談がありました。それから、先生とのカウンセリングで、日々の生活のアドバイスなどを受けながら、毎日、漢方薬の服用を続け、筋腫は今年の1月には、4センチほどの大きさになり、先月末には、子宮のMRI検査で、筋腫が見当たらなかったそうです。現在、女性は県外にお住まいで、先日、お母さまがご来局になられたのですが、大変喜ばれておりました。この2年間、漢方を毎日、まじめに服用し、全身のバランスを整えたことが、今回の子宮筋腫の改善に繋がったのかもしれません。

「脱肛の症状が改善」

80代女性

一昨年の7月に精神的な不安などの症状の為、来局されました。エキス剤3種を服用し、少し症状は改善されましたが、その後、全身の筋肉の痛みや目の周りの緊張や疲労感などがあった為、調合した漢方薬の内容を調整して服用を続けました。昨年の4月頃には、体調は良くなっていきましたが、脱肛することがあり、病院に行っても良くならないとの相談を受けました。脱肛は、漢方では「気陥」といって「気虚」の一種で、気力が無かったり、上に挙げる力が無く、下垂した状態、簡単に言うと、内臓が下がってしまう状態のことです。その為、気を補う漢方薬を3ヶ月ほど服用したところ、今では力を入れたり、自転車に乗っても脱肛しなくなったそうです。今回服用した漢方薬は、子宮脱にも効果が期待される薬です。子宮脱は年配の女性や出産経験の多い女性が、かかりやすい病気です。同じような症状でお悩みの方は、是非一度、当薬局にお問い合わせ下さい。

対照的な二人

 今回は対照的な二名を紹介します。

 一人目は50才女性について。この方は子宮筋腫や日々の不調(肩こり・ストレス・関節痛・倦怠感など)などに合わせて毎月きちんと服用していますが(子宮筋腫は12㎝→5㎝、体重減量5㎏キープなどの成果中)、最近は9月ころから閉経のせいか体調が良くなく、具合の悪い日が続いていました。そこで9月から更年期対策も考慮すると11月には「まったく更年期の症状がありません」との連絡を受け、本人はとても喜んでいました。

 二人目は50代半ばの女性について。この方は原因不明の肝機能異常により令和1年12月から当薬局の漢方薬を服用していますが、きちんと服用し続けていた結果、検査結果や気になる症状も改善させ体調や気持ちが落ち着いていました。今年に入っても体調が良いので漢方薬の服用を伸ばして(時には飲まない日も有)服用していると、先月の年に一度の健診結果は肝機能がやはり悪化し、今までで一番と言ってよい位に数値が悪くなっていました。本人からも「漢方薬の服用をさぼっていた結果です。。。」と反省している様子でした。

このように、無理のない範囲で服用を続けることが改善への近道、もしくは健康維持の近道といえるでしょう。

子宮筋腫が消失!?

 夏本番を迎えております。水分補給が大切なこの季節、同時に浮腫みに悩む人も増えてきます。そんな時は、足の指と指の間の根本各所をグリグリ5回ほどずつ押して刺激を与えて下さい。浮腫みだけではなく、足の血流も改善され冷えにも効果的なツボとなっております。

 さて、今回は今月の検査で「子宮筋腫が消えた」と主治医から言われた女性についてご紹介します!

 この方は令和2年3月から自律神経失調症にて漢方薬の服用を開始しました。その後は体調も整い、仕事でのストレス対策や第二子が欲しい等の主訴に対して丁寧に対応していきました。

その年の11月に「第二子が欲しい」を主にし、同時に生理前のPMSも考慮した漢方薬に切り替えると、翌年2月には妊娠成功し秋に無事な出産を迎えました。

今年に入って生理再開時には以前からの子宮筋腫により出血量が多かった為、そちらを主にした漢方薬に切り替えると、今月の検査では主治医から「子宮筋腫が消えています」と言われたそうです。今後の経過をみますが、筋腫が小さくなったことには間違いないと思えるこの結果に喜びを感じました。